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琴平神社と岩井堂 秩父修験の足跡探訪2

秩父修験の行場として今もその足跡を残しているのが、琴平神社と岩井堂です。

影森駅からほど近く、今は昭和電工の敷地内から神社に入るので、正門にて守衛さんに挨拶してから神社へと進みます。

鳥居をくぐると急な石段があります。約百段ですが、登った先が琴平神社です。境内には屋根付きの奉納相撲の為の土俵が常設されています。

本殿左側より、さらに山を登ると 岩井堂へと進みます。秩父霊場26番は現在は円融寺ですがかっては岩井堂でした。

岩井堂よりの下り道 石段の中央は轍ならぬ修験者の足跡で小さな溝ができています 。

岩井堂

太子堂

秩父修験が行者や信仰者で、江戸時代後期より神仏分離の明治維新まで、賑わっていたと思われます。今回は紹介しませんでしたが、 かって私が奉職させていただいた今宮神社が、秩父修験の中心でありました。

札所14番今宮坊も合わせ神仏習合の足跡が、秩父地方には残されております。