飯能平松の円泉寺本堂では、2月17日まで同寺所蔵の涅槃図をお参りする事ができます。
ご存知かとは おもいますが、お釈迦様の入滅を描いたもので 、絵画のほか仏像にもなっております。
横になられ、今入滅されようとする安らかなお釈迦様の御顔と、悲しんでいる弟子達の姿が対照的です。
涅槃図は弟子達を取り巻いているウサギや小動物の姿が印象的です。
悟りの御顔、そして弟子達や諸々の悲しみの涙、鑑賞 する人たちによって、感性は違うと思います。
私のような凡人で悟りには程遠い人間ですが、死後の世界を考えました。
私ももう70です。 よく終活と言われていますが、生きているうちに何か人の心に安らぎを共有できる老後を過ごしたいものです。
自分の回りで何か人のため 小さなことでも出来ればと、柄にないことを考えました。
終活はどんな形の葬儀にしたいかとか、どんな墓に入りたいとか重要なことですが、それと合わせて 来世について考える事は大事だとおもいます。
人との心の触合いを残す事が、生きた証、生かされ、生かし、助けられ、 助けて関われる範囲で何か残せたら、召された時には冥福を心から周りから祈ってもらえるのではないでしょうか。